Venetian Snares : Winter In The Belly Of A Snake
ARTIST / Venetian Snares
TITLE / Winter In The Belly Of A Snake
LABEL / planet-mu
DATE / 2002
TITLE / Winter In The Belly Of A Snake
LABEL / planet-mu
DATE / 2002
1466。myspace。これまで紹介した盤や参考はこちら。音を聴けばすぐわかりますけど、僕の中でVenetian Snaresの信頼は絶対です。planet-muに心酔したのはもちろんMike Paradinas様によるレーベルというだけでなく、そこにしっかりと一人の天才としてVnetian Snaresが板からに他ならない。日本ではどうもMike派の勢いがRichard派やTom派に比べると、やや劣勢になっているのが残念でならないのだが、Lukeも含んでしっかりと4羽ガラスということでバランスよく受容してもらいたいものです。さて本作でも超絶エディットによって音がぷつぷつと刻まれながら絶妙な糊付けによって曲が構成されています。正直無茶です。やや華やかさにかけると思われるかもしれませんが、パラノイアに華やかさはいらないのです。巷では華やかなスキゾフレニアのほうが人気があるのは確かですが、パラノはパラノで狂ったほどの没入性があるのである。マイケル・フリードが18世紀の絵画に見て取ったあの没入性が。本作ではサプライズも容易されています。M9はメタル界の教祖Glenn Danzigの曲がカバーされているのです。しかもぶつ切りにするのでなく、ボーカルとストリング音源のみというシンプルな見せ方!渋い!小休止というわけですね。静謐な曲も多くなっており、いろいろ試行錯誤を感じさせる1枚である。膨大なリリースがあるので、なかなか全部に耳を通すことはできないけれどもいつか年代順に聴いてみたいところである。