A Tribe Called Quest : Midnight Marauders
ARTIST / A Tribe Called Quest
TITLE / Midnight Marauders
LABEL / jive
DATE / 1993
TITLE / Midnight Marauders
LABEL / jive
DATE / 1993
1470。myspace。久しぶりにヒップホップの名盤探訪です。本作は2ndと人気を二分する3rdです。もちろんA Tribe Called Questですね。レペゼンレペゼンということで。どの曲も良過ぎるのでぱっとしない、という意味の分からない賞賛の言葉をアマゾンレビューで与えられていますが、それって奇跡じゃねー?ってわけです。1989年にデビュー。まったきネイティブ・タンの心でニューヨークはマンハッタンを背負いながら、その4人はAfrika Baby Bambaataaよりその名前を授かった。本作はもちろん、ヒップホップという言葉を発音したあらゆる人間が聴いているはずの超クラシック。2nd以降、DJのAli Shaheed Muhammad、Q-TipことKamaal、Phife DawgことMalik Taylorの3人体制で展開する伝説。解説する必要はない、トリセツなんて必要なし。本作では遊びすぎることなく、ジャズ・フレイバを粉かけながら、ばりっとしたビートに2MCが絡みます。気持いでしょうな、これだけ、ぴしっと音が決まると。かってきった本棚がデッドスペースに寸分の隙も泣くかぱっと入る快感に近い。のーん、かっこよすなー。もとい気持よすなー。Jurassic 5やDe La Soulのように決して派手さはないですけども、過剰な安定感によって退屈させない。これぞクラシックたる証なんでしょうか。常にクールダウンしている。いつもは若い世代に名盤を与えたくなるのですが、本作の場合、たとえば中学生がこれを聴いてるとちょっとひいちゃうかもしれません。高校生でも背伸びしてる感があります。ぐっとくるゆとりを備えた年齢になったらどうぞ。傑作なのななー。次はこの人たちの2ndかNasの1st、あるいはPete Rock & C.L. Smoothあたりを。いつになるかな。