Squarepusher : Hello Everything
ARTIST / Squarepusher
TITLE / Hello Everything
LABEL / warp records
DATE / 2006
TITLE / Hello Everything
LABEL / warp records
DATE / 2006
1479。myspace。発売当時に大手レコード店を探し回ったのに、輸入盤のスペシャルエディションが見つからなかったので放置してました。本当ならば2006年には処理し終わってるはずなのに、2年後の2008年にもし越され、次の盤が出る記念ごたることになっとる。まあようやくボーナス3"cd付きスペシャルエディションを手に入れたわけです。9thかな。単体の作家としてフル盤をほとんど持ってるのですけど、それくらい好きです。"Go Plastic"は持ってないですが、確かLサイドが持ってた。正直ファンですね。Aphex Twinはわれわれにやさしくないですが、Squarepusherはわれわれにやさしいです。どっちらもそこが好きなんですが。ちなみに携帯の待ちうけはRichardですが!恥ずかしいひー。本作発売のアナウンスからタイトルがいいなーと思っていたのです。個人的に前作の"Ultravisitor"はAphex Twinの"Richard D. James Album"と同じ位置にあるものと考えていて(まあジャケの親和性のみですが)、その集大成に続く本作がこのようなタイトルということは何かあると思ったわけですね。"Ultravisitor"で見せたアコギ使いが全面に来るか?などと想像もしました。しかしここにあったのは多くの人が指摘するようにある種の原点回帰です。以前のSquarepusher好きにたまらない、ドラムンでのメロディ・メーカーぶりを発揮する方向へと戻ったわけですね。しかしメンタリティは違うでしょう。このタイトルの発話は明らかに自分の顔をだしたことによってアイデンティティを主張している。第3者を装ってちょっと作風を戻した"Do You Know Squarepusher"とは違うのですね。原点回帰であるがゆえに、それをどう受け止めるかで評価は二分されます。後退と見るのか、あるいはまさしく原点回帰と見るのか。しかし本当のファンならどちらでもいいですよ。僕が愛する偉大なる個人たちははっきりと自分たちにしかできない音を出しているから、彼らが出すものならもはや糞でもチンカスでもなんでもいいんです。それがファンというものです。やさしくていい盤だと思いますよ。