伊藤賢治 : 聖剣伝説 FF外伝 オリジナル・サウンド・バージョン
ARTIST / 伊藤賢治
TITLE / 聖剣伝説 FF外伝 オリジナル・サウンド・バージョン
LABEL / ntt出版
DATE / 1991
TITLE / 聖剣伝説 FF外伝 オリジナル・サウンド・バージョン
LABEL / ntt出版
DATE / 1991
1472。スクウェアより1991年に発売された人気シリーズの第一作。聖剣伝説もGBから始まったわけです。FFにも関わった石井浩一が中心となって制作されたゲームで、FF外伝という位置づけが与えられていましたから、共通する側面も多いです。そしてイトケンが1曲を除いて音楽・効果音をトータルで制作した記念碑的なゲームでもあります。その1曲とは植松によるかの有名なチョコボのテーマですね。もちろん編曲はイトケンですが。常に愁いを帯びたバラードから、節炸裂の戦闘曲まで、全体で完成されたイトケンを堪能することができます。捨て曲などあるはずもないです。本作では未発表曲である街が収録されており、ファンならば絶対に買わなければなんらない1枚となっている。盤データとしては今回レビューするオリジナルはいまや手に入りにくいですが、同時発売の服部隆之によるオーケストラアレンジを施した盤とセットになった「サウンドコレクションズ」が簡単に入手できます。M21の戦闘2からラストのM27伝説よ永遠にへの流れは正直やばすぎます。M26の最後の決戦のイントロなんて節が強すぎて鼻血がでそうです。個人的な思い出としては、何度も繰り返しやったオリジナル、そしてアドバンスをハードごとかりてやった本作の糞リメイクも含めていい思い出です。その後聖剣伝説の音楽はイトケンから離れることになり、菊田裕樹に引き継がれFFの外伝ではない世界観が確立されることになる。この流れは重要です。僕はまだオリジナルシリーズにおいて4をやったことがないですけれども(ps2はやったことがない)、3まではちゃんとやりました。3はあんまり覚えてないけど。このゲームからは自己犠牲のナラティブを学びました。あと、補足として、これからちょいちょいゲームのサントラをレビューする予定ですが、すべて傑作として認定されますのであしからず。