Gregg Bendian's Interzone : Requiem For Jack Kirby
ARTIST / Gregg Bendian's Interzone
TITLE / Requiem For Jack Kirby
LABEL / atavistic
DATE / 2001
TITLE / Requiem For Jack Kirby
LABEL / atavistic
DATE / 2001
1406。Gregg Bendian(ヴィブラフォン、パーカッション、参考:1)、Neks Cline(ギター)、Alex Cline(ドラム、パーカッション)、Joel Hamilton (ベース?)という布陣です。InterzoneとしてはBendianとCline兄弟が主軸となっているようです。ごてっとしたアメコミのジャケットに若干辟易するかもしれませんが、内容は流麗なジャズです。ヴィブラフォンが聴いてとても涼やかです。僕がジャズを聞き出すきっかけを作ったひとつがGary Burtonだったので、この楽器には結構な思いいれがあるのです。いうまでもなくこのアメコミ風ジャケの作者がアメリカを代表するコミック作家の1人だったJack Kirbyによるものです。ニューヨーク生まれのKirbyが世に送り出した作品は数多く、多くの子どもたちに影響を与えたわけです。彼のコミック・イメージが今でもアメリカにおける大時代的なナラティブ生成に関わっているのはいうまでもない。1996年1月1日にKirbyは亡くなったそうですが、やや遅れて、Kirbyチルドレンの1人であったGregg Bendianがレクイエムを送ったというわけです。なかなかいい話です。日本で言えば、手塚治虫トリビュートみたいなものでしょうか。ジャズと結びつくアメリカン・コミックがピーナッツだけではないことを確認することができるでしょう。