True West : Hollywood Holiday Revisted
ARTIST / True West
TITLE / Hollywood Holiday Revisted
LABEL / atavistic
DATE / 2007
TITLE / Hollywood Holiday Revisted
LABEL / atavistic
DATE / 2007
1378。ケースに貼り付けられたシールによれば、「The Dream Syndicate、Rain Parade、Green On Red、そしてLong RydersとともにTrue Westは、Paisley Undergroundとして知られる80年代西海岸のサイケデリック・ムーブメントの基礎を形作った」Paisley Undergroundとは何でしょうか。スコットランド南西部に位置するペイズリーにそのようなシーンが形成されていたのでしょうか。いいえ、このシーンはL.Aのシーンだそうです。本作はそんなTrue Westの主要な2作品"Hollywood Holiday"(1984年、当時の時点でデビュー作のリイシュー盤らしい)と1st"Drifters"(1984)に加え3曲のボートラが追加されています。ちなみにプロデュースはTelevisionのTom Verlaine。主要メンバはRuss Tolman、Gacin Blair、Richard McGrath。当時はイギリスにも新人バンドとして紹介され、かなり高い評価を受けたそうです。R.E.Mのツアーに同行するようになったりと、結構な注目株だったよう。活動時期は1980年から1987年、ニューウェーブがオルタナティブを準備する期間ですね(同語反復みたいなもんだが)。2006年に再結成したらしく、それにあわせてatavisticが本作をリイシューしいたのでしょう。どれほど米ロック・シーンに関わってくるのかわかりませんが。音を聴くと、80年代の軽薄さはあまり感じさせず、かといってはっちゃけた実験精神をともすこともありませんのでねむねむと身を任せることができます。でもやぱっぱりちょっとダサいと感じてしまっているのかもしれないですね。ときにギターの音がささくれ立つのですが、結局さわやかな旋律に回収され、ややエフェクトかかったボーカルの機械的後退によってまばらな軽薄さが薄く塗られているのかもしれないですね。全体として捉えるならば、結構素敵なイメージを持ちます。てか僕実はTelevisionsを聴いたことがないのですよ。だめですね。こういう歴史探訪系の盤は大好物だけどね。