Jurassic 5 : Power In Numbers
ARTIST / Jurassic 5
TITLE / Power In Numbers
LABEL / interscope records
DATE / 2002
TITLE / Power In Numbers
LABEL / interscope records
DATE / 2002
1367。myspace。これまで紹介した盤"Quality Control ""Feedback"。3rdでいいのかな。セルフタイトルの盤があるはずなのだが、どうもそれは数えいれずにこれを2ndとするのが慣習みたいだけど。何か新しい作家なりグループを認識するとき、それとセットでその代表作も一緒に記憶するというのが慣習である。それによって名盤という呼称が成立するのであるから。それは何かしらの言説に基づいて、あるいは実際に視聴することによって了解されるわけである。Jurassic 5にかんしてLサイドがセットで覚えていたのが確か本作である。なぜ本作なのかはわからないが、そのような瞬発力による結びつきというのはなかなか解けないものであるのは僕も重々承知なわけです。この流れからそれにもかかわらず本作が名盤ではないといアイロニーへと論を展開するのではなく、そのようなディスカホリックな認識方法というものを言説化しておくのもいいかと思ったわけで。実際のところJurassic 5に駄作があるなど想像もできないわけであるし、実際にここで聴かれる鉄壁のマイクリレーと素敵なトラックメイキングは僕の心を十全に高揚させているし。現在は脱退してしまったCut Chemistによるトラックが聴けるのはファンにとってはうれしい限りではないか。前作"Quality Control"よりもCut Chemistのトラックが増えているのも注目されます。名盤問題に言及するならば、実際問題やはり前作の完成度が劇高だったので、本作では直感的に脳内刺激の減退を感じることもありますが、それはそれ。今ヒップホップが好きという人でJurassic 5を聴いてないとか嘘だと断言できるので、皆さんもしっかりシーンを見据えておきましょう。Big Daddy KaneとPercee Pというかたがたを迎えたM6で4人のMCのスキルにしびれましょう。