Tiere Der Nacht : Wolpertinger
ARTIST / Tiere Der Nacht
TITLE / Wolpertinger
LABEL / rec rec / captain trip records
DATE / 1993/1997
TITLE / Wolpertinger
LABEL / rec rec / captain trip records
DATE / 1993/1997
1360。精力的にジャーマン系をリイシューする日本の良心captai tripより。僕としてはまったく知識がなかったのでなんとなく買ったというわけですが。夜の野獣という邦題ならぬ邦名を付けられ、巷に流布しているようです。そitunesでトラック名を取得すると、日本語ベースのデータが出てきます。でもメンバには重要人物が揃っていて、Guru GuruのドラマーMani Neumeier(参考:1)と後にGuru Guruに加入しいたギターのLuigi Archetti(参考:1)だったりするので侮れません。しかもやってることが直球のジャーマンサイケで不覚にも興奮してしまいました。本作はそんな夜の野獣の2ndです。非常に複雑な構成といいますか、ドラムが躍動的であるとここまで奥行きが出せるものかと感心しきりです。またギターも多彩な音を出しながら盤を多彩な立体へと仕上げています。ボーカル曲もあったりします。ほとんど掛け声みたいなものですが。やってることは90年代の内容ではないことはたしかですね。いやぁそれにしてもこういう盤は好きですね。最小限の編成でどこまでやれるかに挑戦しているといいますか。もちろんギターとドラムの2ラインだけでやってるわけではないでしょうが、それにしてもどうだいこの深さは。やっぱりジャーマン系は侮れないですね。小曲をかき集めて全23曲、決してあきさせない1枚に仕上がっています。こういう盤って本当に少なくなった。それを90年代にやっていただけるというのは、間違いなく僕らの同時代の作家たちの怠慢なのだと思います。みんな頑張れー! とはいえ、本作を目標にしては売れないだろうというのは予測されますが。好きだーー。