Robert Lippok : Robot
ARTIST / Robert Lippok
TITLE / Robot
LABEL / westerm vinyl
DATE / 2006
TITLE / Robot
LABEL / westerm vinyl
DATE / 2006
1362。myspace。これまで紹介した盤(参考:12)。ご存知To Rococo RotのLippok兄弟の電子を担当しているほうです。先日(2008年春)のTenori-OnのライブではTo Rococo Rotの一員としてしっかりと当の楽器に向き合っていたと思います。western vinylはテキサス州オースティンのレーベルなんですが、リリースしている作家が結構面白くて、drag city系やsecretly canadian系だったりKöhnがいたりします。なんといってもカタ番001の7"がHavergalだというのがポイント高しですね。とはいえRobert Lippokですから電子傾向なわけで、本作も決してそのアプローチを変えているわけではありません。トロニカ文脈に置かれることが予想される丸みを帯びた粒を使用し、このご時世にロボットを持ち出してくる感じがなんとなく肌寒いけれども、耳障りのよさは保障したい。惜しむらくは8曲20分というきわめて短い内容だということぐらいでしょうか。メロディを強制しないところにやや先進的な試みが見られますけれども、最終的には平穏な内容だといえそうです。