Robert Lippok : Falling Into Komeit
ARTIST / Robert Lippok
TITLE / Falling Into Komëit
LABEL / monika enterprise
DATE / 2004
TITLE / Falling Into Komëit
LABEL / monika enterprise
DATE / 2004
ご存知ドイツのTo Rococo Rotの一員でraster-notonなどからのソロ作品をリリースしているRobert Lppokによる丸ごとリミックス作品、対象となったのはmonikaを代表する歌モノ優等生ユニットKomëitによる'Falling Into Place'です、素材として与えられたもともとのアコースティック感を生かしながら、ほのかに電子を混ぜ込んでいくことで、チリチリとしたアルミタワシのような風合いを帯び始める、メロディ構造は概ね保たれており、密度を向上させていく仕事はさすがといっていいのだと思う、もともとの盤がけっこう繊細なものだったわけだが、さらに脆弱さもましていくのは言わずもがなである、非常に危ういバランスがとられており、心打つ、M3のように大胆にリズムパートを入れてしまうとちょっと全体的な有機性が秩序立ち過ぎる気がするのであまり肯定できないけれども、まあそちらのほうがRobert Lippokにとっては馴染み深い方法論なのかもしれない、このような丸ごと1作品をリミックスするという作品はこれまであまり聞いたことない気がするがどうでしょうか、俺が忘れているだけか、ジャケのほうも素材のほうと比べてみると結構面白い、企画としては面白いし成功していると思う、もとがいいだけにプレッシャーもあっただろう、良盤