Four Tet : Late Night Tales
ARTIST / Four Tet
TITLE / Late Night Tales
LABEL / azuli records
DATE / 2004
TITLE / Late Night Tales
LABEL / azuli records
DATE / 2004
1287。azuli recordsによる人気DJ mixシリーズがLate Night Tales。これまでNightmares On Wax、Jamiroquai、The Flaming Lips、Belle & Sebastian、Air、Fatboy Slimなどのビッグネームが並んでおり、結構な企画力だといえるでしょう。ファンとしては、その作家が好きな音楽を直接しることができる貴重な機会ですし、特にDJプロパーではないと想像される作家の場合ならば、特にその傾向が強くなりそうだ。Four Tetがそうなのかはわかりませんが、自分のも含めて多様な楽曲が並んでいるのでFour Tetを追っている人ならば聴いておく必要がある。この言葉はFour Tet担当のLサイドに向けたものなのだが。いきなりM1からRahsaan Roland Kirkという70年代のサックスプレイヤーから入る。で友人のKoushikに続き、Americaの元ドラマーHal Blaineへとつなぐ。フリージャズ畑のManfred Mann Chapter ThreeからTerry Riley、Max Roach、Tortoiseと面白い動きを見せながら、ヒップホップなGravediggaz。そしてまたジャズサックスプレイヤーのJoe Hendersonという人へとつなぎ、70年代アシッド・フォークの女王Linda Perhacsから自分の曲、Def Jef Gilson + Malagasyによるジャズなトラック、ヒップホップなMadvillain(Koushikによるリミックス)へと続いていく。南国な(というかこの手のトラックをどう形容するか忘れた)Smoke、60年代誕生のコーラスグループFairport Convention、そしてJ Saundersというよく分からない人のオルゴールサウンドを挟んで、leaf系Icarus、Manitoba、そして最後にドローイング作家のDavid Shrigleyの音源で締めくくられる。ラストの3曲が自分らしさの表現ということなのだろう。ジャズ、ヒップホップ、コーラスグループ、フォーク、そして同じようなフィールドで活動する作家たち。興味深いFour Tetの嗜好性が浮き彫りになる盤ですね。記述の仕方が煩雑で申し訳ない。