Seaworthy : Map In Hand
ARTIST / Seaworthy
TITLE / Map In Hand
LABEL / steady cam records / 12k
DATE / 2005 / 2006
TITLE / Map In Hand
LABEL / steady cam records / 12k
DATE / 2005 / 2006
1266。myspace。たった1年でリイシューされたというのは、steady camでのリリースが限定128枚だったからですね。2曲足してすぐにリイシューです。steady camは超限定生産の狭いコミュニティ・レーベルらしい。1999年にオーストラリアで結成されたSeaworthyはCameron Webb、Greg Bird、Sam Shinazziの3人によるユニット。ノンビートですが、ギターをうまくつかったアンビエント生成を行っている。Christopher Willitsのように、ギターをラップトップに通してデジタル処理するのではなく、かなり手弾き感に満ちているので、身振りがかなり聴きやすい。ギターだけでなく電子での縫合もなされているので、12k的にだが、初めて聴いたときは結構以外だった。こんな人為的なアプローチを認めるなんて。最近めっきり12kを追っていないし、思い出したように手を出している程度なので、現在はどうなっているのか気になるところである。とくにhappyというサブレーベルの行方。目つきの悪いオーナーの耳は黄金なので、基本的に12kというレーベルはどれを買ってもその彼の思想に触れることができるし、そのクオリティは高い。それゆえ、この分野に興味があるならば、かなりオススメなレーベルである。ちなみにその彼とはこの盤をリマスターしたTaylor Deupreeのことである。もはやいうまでもないか。そしてこの盤は、特にバンドなどを経由して電子にアプローチしようという人に、その可能性のひとつとして提示されるかもしれない。良い盤だ。しかし、いつもの電子ものによる胃潰瘍も痛みます。