Joshua Larue : The Mid Atlantic
ARTIST / Joshua Larue
TITLE / The Mid Atlantic
LABEL / after hours
DATE / 2005
TITLE / The Mid Atlantic
LABEL / after hours
DATE / 2005
1235。こんな盤いつ買ったんだろう。調べると6月。なんか泣きたくなる。after hoursお得意のHim関連盤です。ひと時代が過ぎればafter hoursもHim関連を日本に紹介することに尽力したレーベルとして評価される日が来るかもしれません。マルチ楽器奏者のJoshua Larueは流動的なHimの活動にチョコチョコ顔を出しており、いまや Doug Scharinの女房役としてHimのキーマンになっているとafter hoursのレビューには書いてありました。かつてはJack O'Fireというハードコアバンドに在籍したという背景を持つそうですが、ここでも多くのシカゴ勢と同様にそのスタイルの転身が注目されます。本作はそんなJoshua Larueの2ndです。基本的にクリアの音像で、M8では変則的にヒップホップの手法を用いた展開を見せますが、基本的にギターやヴィブラフォンを主軸にすえたトロピカルサウンドに仕上がっています。ダウンテンポ。 Fred ErskineやGriffin RodriguezといったHimコミュニティの人間も招致しているので、演奏のほうは地に足着いた着実さを持っています。5ive Sylyっぽいインストもあって(とはいえダウンテンポの粘りを引きずるが)毛色はまずまず多色です。たいして面白い盤ではありませんが、きちんと仕上げられた良盤といえるでしょう。