The Fall : Backdrop
ARTIST / The Fall
TITLE / Backdrop
LABEL / psuedo indie / cog sinister
DATE / 1994 / 2000
TITLE / Backdrop
LABEL / psuedo indie / cog sinister
DATE / 1994 / 2000
1214。一部に熱狂的なファンを持つThe Fall。その語られ口から僕の好みであることも推し量られ、ようやく手を出した次第です。Mark E. Smithを中心とし、何度もメンバチェンジを繰り返しながら粛々と現在まで活動を続けるベテラン。シングルとアルバムの数もさることながら、膨大な数のライヴアルバムを出しているThe Fall。そのすべてを集めるのは大変でしょう。結成は70年代後半イギリス、「ポスト・パンク」と呼ばれる文脈に正当に位置づけられます。この手の存在は受容者側として、ファーストコンタクトが重要なのは言うまでもありません。それが今回取り上げるこの盤でよかったのかどうかは定かではありませんが、聴けばなるほど、よろしございます。82年から89年にかけての7"やら12”やらライブ音源やらをコンパイルしたものだそうで。1994年に出たときはアウトテイクを集めたブートレグ扱いだったようです。そんな盤であるとはいえ現在もっとも偉大なバンドと呼ばれるぐらいですから、どの盤をとってもはずれはしないのかもしれません。そして答えはイエスです。今度から好きなバンドは?とインタビューで聴かれたならばThe Fallです、と即答しようと思います。すっきりとした音たち、やややこった構成、そしてかっこよく歌うMark E. Smith。しかしパンクの魂は決して諦めない。確実にSex Pistolsの魂がそこにはあるのである。さて次はどの盤を買うか。てかどの盤が一番評判がよいのでしょうね。