V.A : Alt. Frequencies 4
ARTIST / V.A
TITLE / Alt. Frequencies 4
LABEL / worm interface
DATE / 2000
TITLE / Alt. Frequencies 4
LABEL / worm interface
DATE / 2000
1175。以前紹介した同シリーズ"Alt.Frequencies Presents Disco Moonlight "シリーズ4枚目。今回もイギリス系を中心に、電子作家を広範囲に紹介しています。M1はHanumandでも活動するShimizu Koichことkoichのドラムン。M2はカナダ出身のMike BaughによるMeekによる美メロ展開IDM系、結構よい。M3はイタリア出身Guido ZenとValerio Camporini FaggioniによるGamers In Exileのイルビエント系。M4はO.S.T.名義でphthaloからリリースし、本名Chris Douglas名義でAutechre主催のATP3にも参加したRook Valladeによる崇高かつスカスカIDM。M5はアメリカ出身David ChandlerによるSolenoid(参考:1)によるアシッドとびはね系。M6はわれらがSimon PykeによるFreeform(参考:123)。M7はMira Calix女史によるネットリとしたwarp系電子。M8は一気にハイファイへと展開するcarpark+schematic系Jake Mandellの鋼鉄オーロラ電子。M9はwhere are myのコンピにも参加したCharles-Émile BeullacによるGalerie Stratiqueの間延びしたドリーミーIDM。M10はcouchblip!からもリリースがあるYoshiteru HimuroによるHimuroのサンプリングなダブにラウンジ要素。M11はneo ouijaやcouchblip!のコンピにも参加していたFranz EnmarkとErik HedinによるPlodのイントロから琴線摩擦な泣き虫IDM。ラストM12のBarakiは特筆することのない散漫な分裂症IDM。と、別にイギリス中心の作家が集まってるわけではないことに気づく。これといって明確な方向性があるわけではないが、neo ouijaやcouchblip!といった個人的に愛してやまないレーベルの音とその他の個性的な音作りがごちゃ混ぜになって愛すべきどうでもいいコンピ感を演出している。コンピとしては完全に失敗作だが、多様に広がる余地を持っているという意味では雰囲気で買ってみるのも悪くないかもしれない。