Mx-80 : Always Leave 'Em Wanting Less - Live in Chicago and San Francisco
ARTIST / Mx-80
TITLE / Always Leave 'Em Wanting Less - Live in Chicago and San Francisco
LABEL / atavistic
DATE / 1997
TITLE / Always Leave 'Em Wanting Less - Live in Chicago and San Francisco
LABEL / atavistic
DATE / 1997
1173。以前紹介した関連盤O-Type"Western Classics"。一応上記のレビューで言及している伝説的前衛バンドの行く末、といったところか。もともとMx-80 Soundという名義で活動しており、何度かメンバーチェンジも繰り返した結果、成熟したライブ盤といったところになるのだろうか。そういう盤を拾っていくのはもちろんatavisticなわけで。この頃は、Bruce Anderson、Dale Sophiea、Rich Stim、Marc Weinstein、Jim Hrabetinという5人組で、Rich Stimがたまに手がけるホーンが印象的なのかもしれない。エッジを効かせることのない重苦しい演奏が精神をどん底に突き落とす。垂れ込めるギターフレーズ、うなるギターソロ。粘りのあるドラミング。これを70年代にやっていたとすれば、正直未来を読みすぎといわざるを得ないほどの90年代風味である。もちろんキャリアがあるから常に進化ないし退化しているわけで、時代に合わせてこの音にたどり着いたと考えるほうがベターかもしれません。かっこいいですけど、正直今更感があるのもたしかかもしれない。すなわち精神的に実験をするおっさんバンドという評価になってしまう茄子漬け。M12なんてかなりかっこいいプレイといわざるをえないでしょうが、それはそれでしかし。Mx-80 Sound時代の音を聴いてみたいね。