Kiss The Anus Of A Black Cat : If The Sky Falls, We Shall Catch Larks
ARTIST / Kiss The Anus Of A Black Cat
TITLE / If The Sky Falls, We Shall Catch Larks
LABEL / (k-raa-k)3
DATE / 2005
TITLE / If The Sky Falls, We Shall Catch Larks
LABEL / (k-raa-k)3
DATE / 2005
1147。名前の由来は中世の儀式にあるらしい。なかなか下品な名前である。宗教性のある音楽、憑き物関係の儀式の音楽に影響されているらしい。なるほど、いかにもな暗雲漂う音楽である。暗さに解消はされていないところがバランスのよさだろうか。それはアコギやら何やらの楽器やボーカルのバランスがよいところからきているのだが、マスタリングをやってるんは(k-raa-k)3でもはやおなじみのJürgen De Blondeでした。Stef Heerenという人物がなぜこのような境地に到達し、このプロジェクトをはじめたのかは定かではない。全4曲でM3の19分強の曲を筆頭に超尺の曲で構成されています。スピリチュアルなものが意識されているのでしょう、かなりスロウモウに背景ではサイケデリックな色彩が色づけがされております。ピアノの悲痛な輪郭付けも高揚感をあおるように仕向けられている。それゆえ、どうも身体に疲労が蓄積されるようです。つらい。重い。めんどくさい。旋律に宗教的モードを取り込んでいるという感じはあまりせず、そのあたりは比較的意識が軽いのかしらんと思うがどうだろうか。バランスのよさに感服したあとに、それぞれの用途を見つけて聴いてみるとよいでしょう。使用される音楽のように感じますから。