Panico : Subliminal Kill
ARTIST / Panico
TITLE / Subliminal Kill
LABEL / tigersushi
DATE / 2005
TITLE / Subliminal Kill
LABEL / tigersushi
DATE / 2005
1109。これまで面白いコンピを拾ってきたtigersushiでしたが、誰かしら1枚フルで仕上がっている盤に興味があったので買ってみました。ジャケがなんとなくDFA関係に見られるような色使いではないかと思ったりしているのですが、全然関係ないのか。というかまたいい加減な知識の関連付けによってPanicoが市場で売られているときにレビューか何かで見たのが関係しているのかもしれない。Panicoはチリはサンディエゴ出身のバンドで、昨今の(というかちょっと前の)それこそDFAやLCD Sound Systemばりのダンサブルなポスト・パンク・リバイバルを実践するバンドです。ミックスを担当したのはご存知Cristian Vogel、そしてtigersushiのオーナーだったらしいKIMの片割れJoakim(参考:1)であり、本当にやったるでぇ精神と爆笑と個人的趣味といった趣が爆発です。しかしマイナとメジャをつなぐ架け橋を目指すtigersushiですから、このPanicoというようなバンドの存在はかなり理想的だったといえるかもしれません。僕としても、かなりご機嫌になりますし、痛快な作品に仕上がっているということを認めざるを得ない。レーベル買いしてまだ3枚目だが、今のところかなり深いところまで楽しめる盤ばかりである。サンプルの少なさということもあるが、皆さんもtigaersushiのほう、手を伸ばしてもよろしいのではないでしょうか。にしてもチリて。電子界でなければ、なかなか人力のバンドスタイルは欧米圏へと食い込むことは難しい印象があるが(その地域でシーンを形成しない限りは)、昨今のシーンに飽き飽きしている知的なオーナーはやはり目を光らせて世界を見つめているのだろうな。素晴らしいです。快作。