V.A : Pranksters Present Infused
ARTIST / V.A
TITLE / Pranksters Present Infused
LABEL / hydrogen dukebox
DATE / 2002
TITLE / Pranksters Present Infused
LABEL / hydrogen dukebox
DATE / 2002
1028。Prankstersというのがよくわからんのだが、ロンドンのライブハウスかなんかか。あるいはイベントの企画者とか。とりあえずhydrogen dukeboxクオリティーによって保障された楽曲が収録されている。最近hydrogenには大きな2つの流れがあるのではないかという気がしてきた。一方はMetamaticsに代表される壮麗なIDM的展開を見せる流れ。もう一方はこの盤に収録されている作家たちの多くが見せるいわゆる「フューチャー・ジャズ」とよばれる展開である。後者の特徴にかんしては記述できるほど詳しくないのですので作家紹介に移ります。hydrogenにはあまり顔を見せていないと思われるIan O'Brien。warp系としてPlaid+One。Jamie OdellによるJimsterもhydorogenでは初見だな。未来ジャズ的展開を見せている。M6でようやく関係者のThe Lithium Project(参考:12)がくる。Max Brennanの方法論など電子性よりもアコースティックなものに親近している。そしてこいつがかなりよい。M10のJames Hardwayもたまにhydrogenに顔をだす作家である。全体を貫いているのはやはり先にのべたhydrogenの後者の流れであるように思うのだがどうしてもPlaid+Oneの位置がよくわからない。それほどジャジーなぐルーブだとも思わんのだがなぁ。よくわからんコンピという感想が適切だとおもうが、概して電子に拘泥せずに生音を巧みに使った作家たちの方がやはりうまくいっているように思う。電子ジャズ(とどこまでいえるかわからないが)が好きな人にはクオリティの高さは保障します。一押しはMax Brennenだろうな。