Medeski Martin & Wood : Last Chance To Dance Trance (Perhaps) Best Of (1991-1996)
ARTIST / Medeski Martin & Wood
TITLE / Last Chance To Dance Trance (Perhaps) Best Of (1991-1996)
LABEL / gramavision(rykodisc)
DATE / 1999
TITLE / Last Chance To Dance Trance (Perhaps) Best Of (1991-1996)
LABEL / gramavision(rykodisc)
DATE / 1999
1095。Lサイドをサイト検索してみたのだが言及している類似盤以外は引っかからず。Medeski Martin & Woodの名前をよく挙げていたので詳細を期待したのだが。キーボードのJohn Medeski、パーカッションのBilly Martin、ベースのChris Woodという達者な3人が作り出す音楽は、数年前に巷で盛り上がっていた(と自分の周囲の現象を「巷」へと普遍化し、さらに過去化しているが)ジャム・シーンにおいてよく言及されていた。ジャムというと、漠然と即興性というものが頭に浮かぶのだが、AMMその他の緊張したフリー・ジャズ周辺と比較すると明らかに差異が存在しているように思うのだがどうだろう。かなり文法にのっとってぶつかり合いのなく進行するMM&Wの音楽はそれこそセッションを源としてスタンダード化していく過程をたどる事の多い、一般的な(と簡単に片付けるが)ジャズそのものである。本当か?知らんやん。さてプログレ四天王EL&Pのような名前の構成を持つMM&Wの(おそらく)ベストな内容であるとされる本作は、正直かなり聴き応えのある名曲ばかりである。よう構成とれとるがな。そして炒飯ドラムと極太ベースの音がよいよね。Medeskiが縫う旋律も音色様々にかなり個性的である。ある程度ポピュラリティも期待してよさそうなので、広めの推奨を行いたいと思います。とりあえず、ベストからというあなたに。