V.A : E・A・D・G・B・E
ARTIST / V.A
TITLE / E・A・D・G・B・E
LABEL / 12k
DATE / 2003
TITLE / E・A・D・G・B・E
LABEL / 12k
DATE / 2003
今更ながら結局買いました、久しぶりの12kの盤です、タイトルから了解できると思いまが、ギターの6弦のそれぞれのルート音のみを用いて製作されている非常に意欲的なコンピです、ギターをラップトップに入力しリアルタイムでエディットしていくことで12kの顔ともなっているChristopher Willitsが当然参加しているわけで、彼の音の粒感を存分に堪能する事ができます、他にはKeiichi Sugimotoがメンバである日本人ユニットのFonica、この頃はよく名前を聞きました、個人的に面白いと思うKeith Fullerton Whitmanはplanet-muからHrvatski名義で作品をリリースするなど多くの名義を使い分けながらたくさん盤をリリースしています、このKeith Fullerton Whitmanはkrankyからの諸作やcarparkからGreg Davisと共演盤、room40から限定ミニCD、などなどの人気レーベルからその名を世界に発信している、そしてもう一組は以前紹介したHeller(参考:1)の片割れであるSébastien Rouxです、ギターを用いるというときにこの盤の場合は弦における響きや手癖といったものはコンピュータ処理をかませることによってカットされるように思うが、ギターのもうひとつのその独自性は同一弦上の音の音階的連続性というよりもそれぞれの弦の横断的奇抜性である、12kらしいマイクロ・サウンドが端々の切り立った音の粒によって綿密に配置されるとともに、一流の叙情性によってポピュラリティを保証してくれる、この頃の12kの日本における流通量はおそらく相当なもので、この盤は1000枚限定でレーベルのほうでも在庫切れだが、探せば日本ならばまだ十分手に入りますから今のうちに手に入れておきましょう