Urban Myth & Steve Beresford : Live At The Friends Meeting House
ARTIST / Urban Myth & Steve Beresford
TITLE / Live At The Friends Meeting House
LABEL / planet-mu
DATE / 2003
TITLE / Live At The Friends Meeting House
LABEL / planet-mu
DATE / 2003
KylerやShitmatといった名義でplanet-muからリリースするHenry Colinsが在籍するインプロ・カルテットであるUrban Myth、彼らとコラボるのはイギリスのインプロシーンで重要な位置を占めるらしいSteve Beresford、彼はThe Pop Groupでおなじみのy recordsやDavid Cunninghamのpianoから作品をリリースしたり、on-u soundの諸作へ参加するなどイギリス80年代から活発な活動をしていることは了解できるだろう、あるいはDavid ToopとのGeneral Strikeをはじめとする数々のユニット、この辺まで書いてきてplanet-muが目に見えて奇妙な方向性を採用しつつあるということがわかるかもしれない、しかしrephelxのようなクラブへの偏愛を回顧主義的に示すようなことはしてこなかったplanet-muがMike Paradinasの変態性を引き伸ばしていくことによって抽象度を増していくことは読めないことではなかったともいえる、いずれにしろ活発なリリースを今後も続けてもらいたいところだ、拍手から入るところをみるとライブ音源であることが予想される、まあタイトルに思いっきりライブと冠されているけれども、電子的なビートも糞もないような各楽器の突かず離れずの緊張感がまさにインプロビゼーションの醍醐味を演出している、ってこんな音楽をplanet-muに予想していないからかなり面食らうのは覚悟しておいたほうがよい、意外に全12曲とこの手の音楽にしては短く句切られており、いまいち何を考えているのかわからないところがある、このレビューを読んで注意を喚起できれば幸いです、しかしかなり抽象度の高いインプロとplanet-muが接近するというのは個人的には面白い展開である、僕の中ではまったく矛盾なく両者は快を与えてくれる