Shalabi Effect : S/T
ARTIST / Shalabi Effect
TITLE / S/T
LABEL / alien8 recordings
DATE / 2000
TITLE / S/T
LABEL / alien8 recordings
DATE / 2000
結構気になっていたalien8をはじめて買ったわけです(多分)、MerzbowやAube、Keiji Hainoといった日本人の盤からリリースを開始したとカナダはモントリオールの実験レーベルです、最近ではTim HeckerやFrancisco Lópezといったところも押さえなかなか勢力を拡大しているように思われる、Anthony SeckとSam Shalabiの2人が結成し、のちにAlexandre St. OngeとWill Eizliniが加わり4人組となった、この2人が加わることで、それまでのエレクトロニクスを主体とする楽曲にベースとタブラなどのパーカッション類が加わり、有機性を獲得したと考えることができるかもしれない、それぞれのメンバが何らかの形でconstellationに関わっており、低空で真剣さをたたえるような雰囲気がこの盤にもconstellationにも漂っているようおに思う、この盤は2枚組みであり、長尺の曲で構成されてる、音に厚みがあって音響的にも優れていることが了解できる、電子に溺死するわけでなく、先に述べたように生楽器を突っ込むことが効果をあげているように思うが、それだけでなく、さまざまな音を作り出すおもちゃのような小物類によってかなりのバリエーションときらびやかさを演出している、Arnold Dreyblatt(参考:1)のように一本の弦をはじき続けているように聞こえるM2など、さすがというかなんというか、M3ではギターのフィードバックを美しく活用しているし、全体的に見ていろいろ試しながら成功している盤であるのではないか、買っても損はないだろう