Gunter Adler : 15 electronic pieces
ARTIST / Gunter Adler
TITLE / 15 electronic pieces
LABEL / staubgold
DATE / 1999
TITLE / 15 electronic pieces
LABEL / staubgold
DATE / 1999
珍しい、珍しいのとちゃうか、と聴きながら思う、何がというとstaubgoldの割には非常にキャッチーであるというところが、である、そしてそれが密度を持って十分によいということはなおさら珍しい気がする、普通に売れる作品であって、輸入CD屋のチャートでも上位に入ってもおかしくないと思われる、これは個人的意見としてはstaubgoldには珍しいと思うわけだ、まあSackとBlummなどのstaubgoldの表面もいるわけだけれども、彼らとは音楽性がまったく異なっている、実験という要素よりも、Gunter Adlerのほうがビートを構築するという要素のほうが強く出ている、そしてそのビートが全体としてメロディを構築するというのはMouse On Marsの常套手段である、と勝手に今考えている、タイトルにあるように15曲の比較的短い断片がふんだんなアイディアをはらんで惜しげもなく放出されるところに、ある種方法論的なメタ・メッセージがあるようにも感じさせるけれる、正直かなり聴かせる盤であるためによい盤として押す価値があると思うのだが、ある種の開き直りと受け取ることもできそうであるから他の盤には注意すべきかもしれない、この盤は買っても長く聴くことができるでしょう、というかミレニアム以前というのがまた素晴らしい、ちなみにstaubgoldがリリースしたフル・アルバムの4枚目にあたります