The Black Twigs : Midnight Has Come And Gone
ARTIST / The Black Twigs
TITLE / Midnight Has Come And Gone
LABEL / vhf records
DATE / 2005
TITLE / Midnight Has Come And Gone
LABEL / vhf records
DATE / 2005
また不可解な文脈の盤だな、DoldrumsのメンバであるオーナのBill Kellumの多様な趣味のあらわれだろうか、これまではvhfといえばエレクトロニクスを主体としたやや前衛色の強い作品ばかりを聴いてきたので、それを想像してこの盤に挑むとその気構えは崩れ去ります、端的にいえば、いわゆるカントリーに属する非常にアメリカにおける土臭い音楽がそこにあります、当然人力による芳醇なサウンドがひげもじゃ(想像)のおじさんたちの声とともに耳に届けられる、ヴァージニアの南西部出身のバンドでこの盤が3rdということらしい、それにしてもバンジョーとバイオリンの音が印象的だ、非常に典型的というかなんというか、凝り固まったそれまでの経験がふさわしい状況をこれほど十全に再現する音楽というのはカントリーのはかはあまりないのではないか、レーベルに対する固定概念とこの青を使ったジャケットによって構築された僕の予想は簡単に破壊され、新しい態度によってカントリー音楽に向かい合う、そのような出会いがよいかどうかが問題なのではなくて、それを契機に何かを考え、そこからまた次へ進んでいくことが重要なんだろう、この盤の評価をするには僕はもちろんあまりにも学問がないけれども、そういうことなんでいろいろあるけど、よろしく