Azita : Life On The Fly

ARTIST / Azita
TITLE / Life On The Fly
LABEL / drag city
DATE / 2004

磐石な2nd、Isotope 217のMatthew Luxがベースやギター、当然John MacEntireがエンジニアも兼ねつつ太鼓、自身はピアノ、この３ピースによって展開される最小限の女性歌モノ、Rob MazurekやJeff Pakerらが彩りを添えます、前作'Enantiodromia'と基本的に変わっていませんが聴覚体験として時に見せるSteely Dan的メロディがなんとなくひやひやする、また少し音が軽くなった、前作ではもう少しピアノが深く響いていた、全体的に軽い曲が多いのはそのせいかもしれない、常に革新が望まれるTortoiseのような存在とはことなり、着実に自分の音楽を生産しそれを享受するリスナーにもそれで満足させるカラーと普遍性をそなえるということはそれはそれで大変な事だと思う、Azitaがやっていることはそういう安心の提示であり、そこには聴く前の変な期待も聴いた後のどうしようもない絶望もない、そういう地平で活動ができるというのは素晴らしいことだと思う