V.A : Cucamonga
ARTIST / V.A
TITLE / Cucamonga
LABEL / rhino
DATE / 2004
TITLE / Cucamonga
LABEL / rhino
DATE / 2004
V.Aというか本当のところはジャケからも了解されるようにZappa大先生の初期音源集で、The Mothers Of Inventionより前ということになる、ということは60年代中葉の音源か、音も非常にクリアでなかなか信じられない部分もあります、めちゃくちゃたくさんの名義(バンド名』でクレジットされていますがほとんど関係者で作られたもののようです、オープニングとトリを勤めるBob Guy名義はZappaのもっとも痛いところが出ている、ほぼ語り、The Penguins名義ではZappa先生の愛するスタイルであるドゥーワップ、Baby Ray & The Fernsは50年代の白人のものになったロック、The Heartbreakersでは再びドゥーワップ、Paul Buffはインスト、しかしソリッドなものではなく何かしろの古めかしいロックの間奏風味で独特のメロディセンスが光る、The Hollywood Persuadersもインスト、西部劇を見ているようなブルージーさを演出する、Mr. Cleanは音の作り方からややZappa的な諧謔性が見え隠れする、The Paulsではまたもやドゥーワップ、The Rotationsは大胆なサウンドエフェクトも導入しつつサーフロック的なものか、まあ相当のZappaマニアのためにつくられたコレクターズ・アイテムかもしれないが、いくらかZappaの神への階段が見えるようなそんな不思議な一枚になっている、タイトルはZappaのスタジオ名だそうです