Monsieur Jean Sextett : Cassures And Inserts
ARTIST / Monsieur Jean Sextett
TITLE / Cassures And Inserts
LABEL / for 4 ears
DATE / 1990
TITLE / Cassures And Inserts
LABEL / for 4 ears
DATE / 1990
for 4 earsを旗揚げしてから2枚目となる初期の作品です、Richard Jeanというかたを中心とするプロジェクト、もちろんGünter Müllerも参加、彼以外のNachtluftの残りのメンバ2人も参加、Nachtluftは80年代中葉のインダストリアル・インプロユニットで新しい地平を開いたそうです、まあメンバがごつめですからね、全29曲でこの類の盤にしては短く刻まれるのですけれども、かなりのテンションをもって実行されインプロヴィゼーションです、リズムマシーンやらテープコラージュ、MIDI、チェロ、コントラバス、ベース、ラジオなどなどもはや音が出るものなら何でももってこいといわんばかりのフリー・ジャズの新境地ですけれども、弦楽器系統にドラムが絡むと結構なテンションまで高めてくれる、M1からM12にかけてなされるCassuresという一連の曲はエディットされていないというからすごい、そしてM13、M14、M15というのが結構な尺を持つひとつの曲として作られている、のこりの14曲はInsertsというかたちで小品がならびますが、一番びびるのはラストの曲で日本語が聞こえてくる事です、完全にラジオ音源が聞こえてくることです、某王手コンビニの商品のCMや松本明子っぽい人の声がコラージュされています、他にも色々テープコラージュと思われる箇所がありますが、このラストの曲は日本人が聴くとかなり引きます、とはいえ全体的に確かな技術を伴った優秀な盤と思われる