Cex : Being Ridden
ARTIST / Cex
TITLE / Being Ridden
LABEL / temporary residence
DATE / 2003
TITLE / Being Ridden
LABEL / temporary residence
DATE / 2003
多分デビューしてから4作くらいはIDMでぶりぶりいわせたと思うのですが、それ以後はヒップホップへの傾倒というかラップへ傾倒が強くなったようです、tigebeat6、temporary residenceときてjade treeまで来るともはや無節操な感じさえします、2006年4月に新作を投入してきましたが、どうもドラムなどを投入したロックらしいし、この盤は'Being Ridden Instrumentals'という盤がのちに発表されているくらいですからトラックが凝っているのかといえば、非常に標準的であり、むしろラップのメロウさが非常に際立っていると感じるのであまりインストに寄せた盤はどうなのだろうというところがある、もちろんある程度粉飾はしているでしょうけど、とはいえCexさんのある種オールドスクール的なヒップホップの感覚はとても好感が持てます、もちろんもともとは電子のかたですからトラックも凝っているといえば凝っているが、今のアメリカのメインストリームにおける狂ったトラックに比べるとやはり小僧感が漂っている、M7にはVenetian Snaresさんを取り上げ、どうもこの曲はインストということでVenetian Snaresの'237 0894'という盤にも収録されているようです、でMad EPがその曲でチェロを弾いています、Leafcutter Johnの'The Housebound Spirit'でもチェロ弾いてました、生音もたくみに構成する若き天才が今後どのようになっていくのか楽しみです、聴かせてくれるいい盤です