Speedy J : (Ginger)
ARTIST / Speedy J
TITLE / (Ginger)
LABEL / warp
DATE / 1993
TITLE / (Ginger)
LABEL / warp
DATE / 1993
ここ最近において、僕の心をもっとも奮わせた一枚、コンピ『Artificial Intelligence』(参考)から高らかに鳴らされた運動が、Polygon Window(Aphex Twin)、Black Dog、B12、F.U.S.E(Richie Hawtin)とそれぞれのA.Iを表明していった流れにおける六番目の盤、因みに七枚目はAutechre、今ではベテランSpeedy Jのキャリア一作目ぐらいだと思われる、純粋なテクノがここまで綿密な豊潤さを持つのは一種の奇跡であり、着実に刻まれるビートは構造的に拡散され、感情が排されることによって無の感情が生まれている、Speedy Jは此れまでも『Loudboxer』で素敵なアプローチを見せていました、まあそのときはあっさりした評しかつけていませんけれども、ピュア・テクノが今では流行らないものであるともわかっている、どんどんブロークンになっていき、多様な方法論で構築されていく作品が多い中、当時はまだ主義主張をもった青少年のように熱かったwarpが巻き込んでいった人々の才能は尋常じゃなかった、それはこの段階で全く完結した洗練によって、まざまざと現れている