V.A : Artificial Intelligence
ARTIST / V.A
TITLE / (Artificial Intelligence)
LABEL / warp
DATE / 1992
TITLE / (Artificial Intelligence)
LABEL / warp
DATE / 1992
すべてのリスニング志向の電子音楽はここから始まった、といえば言い過ぎか。一般に現在の潮流をさらうときは、とりあえずこの盤を出発点とするように思われる。というか、そのようにテストには記述しなければ正解は取れない。あくまで一般的なものであるとして、とりあえずwarpがこの盤を提出したのはでかいでしょう。参加者はその後A.Iシリーズを手がけ、この時期のwarpの支えていました、Diceman(Richar.D James)。Musicology(B12)、Autechre、I.A.O(Black Dog)。Speedy J。$Up(Richie Hawtin)。Dr Alex Paterson(The Orb)。ある種のリスナーにとっては、どこよりも盛大な祭りであるといえる。いまや全組が大御所としてその界隈ではある種の伝説でしょうか。といっても結構I.A期の盤って廉価で見るんですけどね。方法論が確定していないのかどうなかわかりませんがAutechreなどは完全にA.Iに規定されております。その際立った匿名性とあわせて考えても思想的枠組みがここに開陳されている。いや本当かどうかはしりません。そのある種古臭い雰囲気が、高校生から大学生あたりにかけての多感な書生時代を刺激するわけだ。しかしその楽曲の力は13年前に何かしらの有力なタイプが提示され、それが根底として現在の電子音楽が成立しているという考えは強ち間違えではないかもしれない。すいべては"Are You Sitting Comfotably ?"という問いに集約されている.
スタイルとしてブロークンでもなんでもなく、ただただ聡明なテクノとして。僕のくすぶった人生を輝かせた名盤。個人的にはI.A.Oが完璧。