Kronos Quartet : Sculthorpe / Sallinen / Glass / Nancarrow / Hendrix
ARTIST / Kronos Quartet
TITLE /Sculthorpe / Sallinen / Glass / Nancarrow / Hendrix
LABEL / nonsuch
DATE / 1986
TITLE /Sculthorpe / Sallinen / Glass / Nancarrow / Hendrix
LABEL / nonsuch
DATE / 1986
まあタイトルが示すような人々の曲をReichなどとの仕事でもおなじみのテクニシャン弦楽演奏集団が料理しています、個人的にHendrixを除けばGlassしか知らないのですが、それぞれ有名な感じなのかは不明、Sculthorpeはオーストラリアの作曲家で大阪万博のときに曲を提供するなど日本とかかわりのある曲が多いそうで、この盤に入っている弦楽四重奏第八番はKronos Quartetのためにかかれたもの、Sallinenはフィンランドの作曲家で現代音楽にしてはやや保守的傾向のある曲を書いているそうで、実際にこの盤の曲も古典的響きを持っている、Nancarrowはスペイン共産党に入党したことからアメリカからメキシコへと亡命することになった作曲家で自動ピアノの可能性を探求したそうだが、これは弦楽ですから、総じて高級な印象を俺のぼけた耳には与えてくれるが、洗練された演奏力がどうもこもった録音で体現さえている盤というのはなかなか久しぶりな新鮮さを感じる、ラストを飾る'Purple Haze'のキッシュさはすべての構成をぶち破る下品さを具えている、ジミヘンが現代音楽になる瞬間というかそういうことは別の盤を編むべきではないでしょうかね、そういう意味ではZappa関係として『Ensemble Modern Plays Frank Zappa』が素晴らしいから