Arno Peeters : Aeroson
ARTIST / Arno Peeters
TITLE / Aeroson
LABEL / mille plateaux
DATE / 1997
TITLE / Aeroson
LABEL / mille plateaux
DATE / 1997
結構初期の頃のPlateauxものです、'Modulation & Transformation'シリーズの3と4に参加しているので、そういうことです、ネザーランドの伝統あるCentre for Electronic MusicでThomas K?nerとともに学び、それまで興味を持っていたテープによるミキシングや録音を学び、現在は多様なスタジオ機器を用いた方法論へ移行しているようです、「かなり誇張されたデジタルメディア文化」と「'random'や'cut-up'、'audio-environment'、synthesisというような馴染みのある考えの中道を行くことを目論んでこの盤は製作されたのですがもともとはオランダ国立公共ラジオ局(NPS)のInternatinal Rostrum for Electro Acoustic Musicという企画のために許された40分をフルに使って行われた音源だそうです、けれども実験的な盤のリリースではもちろん食っていけないので、NPSでエンジニアをし、CEMでマネージャあるいはプロデューサーとして働き、スタジオでCM音楽なども手がけるという大御所ぶりを発揮しています、音は電話のベルや恐らく他の録音物(CMなど)からの様々な声や歌の拝借、興味深いのはM10でOvalのような音を出しているところですね、基本的に小品で構成されていますが、ラストの13分はサンプリングされたノイズのように錯綜した声をノンビートのアンビ的音が包む曲は、かなり繊細につくられている印象、もっとも興味深いのはなんとu-coverのOntaysoのリミックス盤'Re-Mixed, Re-Worked, Re-Constructed And Re-Invented, Part Two'に参加していることでしょう、実に興味深い