Super Furry Animals : Guerrilla
ARTIST / Super Furry Animals
TITLE / Guerrilla
LABEL / creation
DATE / 1999
TITLE / Guerrilla
LABEL / creation
DATE / 1999
1777。myspace。3rdくらい。UKロック。国の名が冠されることによって、何かの保障を得ているかかのように振舞うことが許されている。もちろんメリットだけではない。それによって、スタイルの多様性は矮小化される。すべてがUKの名の下にくくり取られる。その点では、大きなわりを食ったバンドのひとつがsuper furry Animalsだったかもしれない。creationというレーベルは本当に優秀で、多様な才能あるバンドを見事に演出し、世界へと提示した。しかし90年代後半に発行されたレッテルというものは、「典型的なUKロックはこちら」というものだった。実際のスタイルはほぼ無視されたといってよい。すべてOasisのせいだというつもりはないけれど。彼らの影に隠れて、ある意味でとてもcreationらしい才能を持っていたSFA。彼らがcreationに残した最後の1枚が本作。本作を後追いで買った僕ですが、少しデジロック過ぎて辟易した記憶がある。音がカラフルすぎるというか。エレクトロニクスは偽装してくれよ、という感性を持っていたから。しかし時代は21世紀直前。どっぷりと電子へと滑っていく僕の感性を実はしっかり横支えしてくれたのがSFAなのでした。だから今でも思い入れのあるバンドの一つである。今聴いても、本作にはキャッチーで魅力的な曲が多い名作である。M8とか良いね。少なくともRadioheadよりも早く、電子とロックの融合を模索したのはSFAである。僕の中では。ジャケの雰囲気を変えれば、世界は変わっていただろう。サンキュー。