Sonic Youth : NYC Ghosts & Flowers
ARTIST / Sonic Youth
TITLE / NYC Ghosts & Flowers
LABEL / geffen records
DATE / 2000
TITLE / NYC Ghosts & Flowers
LABEL / geffen records
DATE / 2000
2111。過去盤レビュー。初めて新譜で買ったSonic Youthの1枚。それだけに抜群に思い入れがある。ニューヨーク3部作の1枚目。さらに本作からJim O'Rourkeが参加し、 Wharton Tiersの録音補佐と共同プロデを行っているというのもポイント。まだメンバーではなかったのか、どうなのか。多分友人招致としてRafael ToralもM2でギター弾いてたりする。M1'Free City Ryhmes'の透明すぎるギターのイントロからもうやられちゃうわけだけど、思い入れ補正も加わり、さらにその後のSonic Youthの方向性を規定していると勝手にターニングポイントにまでしっちゃったりしてもう大変です。ジャケはビート世代のWilliam Burroughsによるそうで、歌詞もそこから影響を受けてるとかなんとか。そのあたりはちょっと痛いけど、まあ良いとしよう。Sonic Youthといえばだるんだるんのチューニングされていないギターとそこから生み出されるオリジナルなノイズ名わけですけど、本作ではそれが拡散していくのではなく、響きを確保したまま研ぎ澄まされている。この辺はO'Rourkeの手腕なのではないでしょうか。ブロークン・ワードのようなアプローチも多いけど、ま、その辺は置いとくとしよう。Burroughsってんならしょうがないよ。Kurt Cobainにすでにやられてるんだけどねぇ。ThurstonとKimの離婚により、もはや新譜を聴くことができないのではないかという心配が募りまくってるわけですけど、それならそれでしょうがない。ゆっくりとした速度で、気長に待つ事にしよう。どんなものにも終わりはある。