The Sea And Cake : The Biz
ARTIST / The Sea And Cake
TITLE / The Biz
LABEL / thrill jockey
DATE / 1995
TITLE / The Biz
LABEL / thrill jockey
DATE / 1995
1754。3rd。シカゴ界隈において、最高にいかしたバンドのひとつ。しかし、この人たちはコンスタントに盤をリリースしてくれるから、追いかける必要がない。いつもの安心感。そして、聴かなくとも、特段の変化が言及されていない限り、良い盤しか作らない残念なバンドである。僕たちは、Tortoiseから入り、その周辺としてよりポップスを奏でていたThe Sea and Cakeに接近した。メンバはもちろんJohn McEntire、Archer Prewitt、Eric Claridge、Sam Prekopの4人。最後の2人はShrimp Boatのメンバだったから、The Sea And Cakeはその後進とみなされる(という話だった気がする)。どうしても僕らの音楽史のなかで、Tortoiseの影に隠れてしまうけれども、その爽快感は譲れない。ボーカル付きということも手伝って、よりポップスとしての資格を与えられる(のかもしれない)。本作を買った頃には、程よい盤ジャンキーになっていたので、残念ながらあまり聴き込んでいない1枚であるけれど、本作ですでに完成されたスタイルにしびれる。1st、2ndをまだ聴いたことがないのだけれど、最初からすでにその思想は完成されていたのかが気になるところ。こんなにも繊細なのに、こんなにもグルーブ。こんなにも、ソングライティング。良い盤ですなぁ。前2作欲しいなぁ。