Neil Young : After The Gold Rush
ARTIST / Neil Young
TITLE / After The Gold Rush
LABEL / reprise records
DATE / 1970
TITLE / After The Gold Rush
LABEL / reprise records
DATE / 1970
2072。過去盤レビュー。タイトルも、ジャケも、内容もそろっている、いわゆる名盤。Buffalo Springfield(参考)解散後、ソロとして歩み始めたNeil Young。初めて買った盤は1995年作の"Mirror Ball"で、全然よくねーしと怒りをぶちまけたのを覚えている。ハードなロック方向とはそりがあわないのか、アレだけが駄目だったのか。そうはいっても評判の良い初期作を手に入れ、それからというもの、その素晴らしさはいうまでもありません。本作は初期エッセンスのつまった3rd。Crosby, Stills, Nash & Youngを並行しながら、本作を作り上げるそのありあまるゆとりには感服する。バックメンバーには、専属バンドのCrazy Horse。しっかりとフロントマンを支えている。カントリー・フォークとか呼ばれているけど、カントリー的なブシはそれほど気にならず、'Southern Man'のように南部鉄のような解放と反骨に満ちたロック精神を感じるアンサンブルもある。その一方で'Only Love Can Break Your Heart'のように、 Todd Rundgrenじゃないかと思わせる旋律をたたえていたりする。M10' I Believe In You'のBメロとかも。アレンジの方向性は全然違うけど。もしかしたら、当時のアメリカンスタイルなのかもしれないな。あるいはどちらかが先とか?。M7の'Don't Let It Bring You Down'とか今聴くとしみじみとその旋律の立ち方に感銘を覚える。是非皆さんカバーしてください。Bメロへの解消をアレンジすると、すげえ名曲になると思う。はずれ曲がないという点でも脅威的です。 なんかアマゾンのレビュー見てると2009年にリマスターされたらしく、そのデキのトキメキがすごいようですが、僕は旧マスタでも満足できます。なんといっても全曲いいですからね。ただの名盤ですね(評判の良いピアノ弾き語り'Birds'については、良い曲なんだろうけど、ちょっと時代を背負って古い印象がありますが)。といいつつ、精力的に活動をするNeil Youngさんの全貌については全然知らずで、"On The Beach"とかがリイシューされたときに追っかけることもなくでした。詳しい人はまた教えてください。