Lenny Kravitz : Circus

ARTIST / Lenny Kravitz
TITLE / Circus
LABEL / virgin
DATE / 1995

2005。過去盤レビュー。俺が、多分、洋盤だと意識して買った初めての1枚だと思う。買ってもらった、というほうが正確かもしれないけど。覚えてない。多分買ってもらったんだろう。なんといってもM1の"Rock And Roll Is Dead"だろう。つまり、俺のなかでは、世界を知ると同時にロックは死んだという。なんとも理想的な物語の中にいるわけだ。有名なリフにうきうきしながら、今聴いても、それなりのときめきがあるけれども、本作がLenny Lravitzの曲がり角とも言われている。悲しい話である。この曲も、あの曲も、とても暗がりで井ながら、キャッチーです。単に思い出化することなく、ああここでこんな音を出してるんだ、とか、こう　ん展開するんだぁとか、そんな感想を持つ。M5の"Can't Get You Off My Mind"のトータリティとか今でも泣けるけども。多分、レニーにはブシ感が十分あって。超ビジュアル意識しちゃう、マッチョ精神の権化みたいな、フライングＶ使いなんだけど、それを第一位に置かず、愚直に音楽に向き合うレニー。全ての楽器をだいたい自分でやらないと気がすまない、というか誰も手伝ってくれない友達がいないレニー。レニーに憧れろ、というのは、いじめられろというのと同意であるし、口が裂けてもいえない。でも、すでに、そもそも友達がいない君は、レニーの4thまでの軌跡を確認し、何か大事なものを抱えるようにすればいい。すべてブックオフで叩き売られているだろうし。良盤だ。