Lauryn Hill : The Miseducation Of Lauryn Hill
ARTIST / Lauryn Hill
TITLE / The Miseducation Of Lauryn Hill
LABEL / ruffhouse
DATE / 1998
TITLE / The Miseducation Of Lauryn Hill
LABEL / ruffhouse
DATE / 1998
1812。有能すぎたが故に、オリジナルのフル盤は本作以降まったく発表していないLauryn Hill。僕は『天使にラブソングを2』がかなり好きだった。Fugeesとしての名声、ソロとしての名声は彼女を十分に潤した一方で、疲弊させたのかもしれない。2002年に"MTV Unplugged 2.0"をリリースしたとき、復活ののろしが上がったかと期待を寄せたけれど、コラボとか未発表曲集とかばかり。僕たちは、孤独に取り残されている。このあまりにも売れて、あまりにも到達している1stは、1人のR&Bシンガーがセルフプロデで提出したとは思えない塊である。それらは、Carlos Santana(ギター)や、Mary J. Blige、D'Angelo、そして売れる前のJohn Legendといった仲間たちがちょっとずつ参加している。個人的には、M13の'Everything is Everything'を聴きまくった。当時のグラミーは、彼女に大量の賞をプレゼントした。それくらい価値があったし、それぐらい多くの人々をの心をとらえたのである。僕もその1人として、なんら後悔はしていない。今でも、本作は古びない程度にかたまっている。多分、宇多田ヒカルも、Lauryn Hillになりたかったのではないか。