Gorky's Zygotic Mynci : The Blue Trees
ARTIST / Gorky's Zygotic Mynci
TITLE / The Blue Trees
LABEL / mantra recordings
DATE / 2000
TITLE / The Blue Trees
LABEL / mantra recordings
DATE / 2000
1887。過去盤レビュー。ゴーキーズ・ザイゴスティック・マンキという一度聴けば忘れられないグループ名。英語とウェールズ語を操るこのサイケデリックバンドは、wikiによると2006年に解散したという。中核メンバーはEuros Childs、Megan Childs、Richard James他。メンバーはそれぞれソロにせいをだして今もがんばっている模様。Euro ChildsはTeenage FanclubのNorman BlakeとJonnyなるユニットを組んでたりする。僕がゴーキーズを知ったのは、今はなき高槻のWaveで6thの"Spanish Dance Troupe"を聴いてから。ジャケにも惹かれた。ただ、何関連で語られていたのかまったく覚えていない。Super Furry Animalsだったのか。それともゴーキーズからSFAにいったのか。はてさて記憶はいつも曖昧だ。「牧歌的」という言葉が脳裏で輝きを放っていたあの頃。いい時代だった。本作はその翌年にリリースされた20分強のミニな7th。本作はサイケというよりも、フォーク色が強い。爪弾かれるアコギはシンプルながら、心地よい旋律を持つ。ウェールズ的といってよいのかは知らないけど。いい曲が並んでいる。ミニ盤でなければどうなってたか。もう少し膨らませていたら、すごく素敵な名盤になっていたかかもしれない。ただ本作を気に入って、別の盤に手を出すとあららと思うかもしれない。ただそのその頃のサイケ盤には別のぶっとんだ魅力があるんだけど。ずっと聴いてられる詩情に満ちた1枚で傑作としておこうと思った。