Billy Mahonie : The Big Dig
ARTIST /Billy Mahonie
TITLE / The Big Dig
LABEL / too pure
DATE / 1999
TITLE / The Big Dig
LABEL / too pure
DATE / 1999
1841。以前紹介した盤"Dust"。インストが不毛で禿げ上がりまくりの国イギリスでどうしようもねえと感じていた当時の僕が、2ndをジャケ買いしたときに覚えた感動は嘘ではない。はげてないと思った。そんなBilly Mahonieの1st。 Gavin Baker (ギター)、 Hywell Dinsdale (ベース、ギター)、 Kevin Penney (ベース)、Howard Monk (ドラム)の4人組。メンバは入れ替わりながら、現在は結局オリメンに落ち着いてがんばっているとか何とか。90年代に徳間コミュニケーションズががんばってアレ界隈の邦盤をリリースしていたが、その1枚に加わっていることも含めて、もう少し日本に根付いてもよかったのではと疑問が浮かぶが、うまくいかなかったように思う。名前聴かないし。それはあまりにも孤高の位置を占めるインストバンドだったからと断じる。確かにイギリスには当初からMogwaiなるチームが幅を利かせていた。僕は彼らをなんとなく拒絶した。はげだから。深層心理では、Blurは糞だ、などというTシャツを着ていたからに他ならないけれど、僕は彼らが嫌いだった。たとえ宇多田お嬢様ががモグモグを聴いてるとかのたまったとしても、僕は耳をふさいだ。確かに彼らに比べてBilly Mahonieはおしとやかで、スリムで、カレッジな眼鏡を想像させる。生ぬるい演奏と、目が血走ったキッズたちには言われるかもしれない。でもそれでもよいのだ。タルいインストと感じる瞬間があったとしても、こっちのほうが、僕の愛した人たちに似ている。