V.A : The Great Koonaklaster Speaks - A John Fahey Celebration
ARTIST / V.A
TITLE / The Great Koonaklaster Speaks - A John Fahey Celebration
LABEL / table of the elements
DATE / 2007
TITLE / The Great Koonaklaster Speaks - A John Fahey Celebration
LABEL / table of the elements
DATE / 2007
1418。ジャケではおそらくJohn Faheyであろうところの男がマナの木みたいになっています。ということで一応Faheyトリビュート盤です。生前のFaheyの演奏(Coach FingersとNo Neck Blues Bandコラボだが)を除けば10組の作家が参加している。Peltのメンバであり自身もvhfからリリースのあるJack Rose、(k-raa-k)3からリリースのあるGgreg Malcolm、Town And CountryのメンバであるBen Vida、Sun City Girlsのメンバでdrag cityからもリリースのあるSir Richard Bishop、70年代から活動するいわゆるアシッド・フォークの名手Michael Hurley、southern records系バンド90 Day MenのメンバだったRobert Lowe、Deerhoof関係のRob Fiskなどを集めた異色実験バンドBadgerlore、ルイヴィル出身で今もっともFaheyに近いギタリストと目されるR. Keenan Lawler、ニュージーランド出身でバスドラ片足にギターを演奏するStefan NevilleことPumice、そしてトリを飾りますはtoeから3枚組みの大作を発表したSan Agustinのメンバ David Daniell。かなり渋い、渋すぎるラインナップであることがわかるでしょう。この受けを狙わずに、しっかりとそろえてくるあたりがtoeの態度に響いているような気がしてなりません。全体のスタイルは牧歌的爪弾きあり、歌つきあり、不穏なドローンありと多様にとんでいます。少し落ち着いたHahey再評価ですが、一過性のブームではなく、きちんと重要な1人として認知されていれば、本作に参加している人々はもちろんO'Rourkeなどの尽力が実を結んだということで喜ばしいのですが。だからといって本作を聴いて多くの人が楽しめるかといえば謎ですが。故人を偲ぶ素敵な盤ではありますが。