Eugene Chadbourne feat. Joe Williamson & Uli Jenessen : Ayler Undead
ARTIST / Eugene Chadbourne feat. Joe Williamson & Uli Jenessen
TITLE / Ayler Undead
LABEL / grob
DATE / 2001
TITLE / Ayler Undead
LABEL / grob
DATE / 2001
1384。タイトルから無学な僕でもAlbert Aylerにかんするものだろうということぐらいはわかります。Aylerのアクチュアリティを今に伝えようという試みでしょうか。新解釈なのでしょうか。それはわかりません。M2を除いてすべてAlbert Aylerの曲ということですが、フリーな緊張感はバンドによって形成されるのでしょう。M2はなぜか"La Marseillaise"をノイジーにギターソロ化したものです。Eugene Chadbourneは70年代からキャリアのあるギタリストでJohn Zornなどのいかにも作家以外にもThey Might Be Giantの盤でギターを弾いてたりします。プロデューサーを兼ねながらギターやバンジョーを担当しています。ダブルベースのJoe WilliamsonはTrapistのメンバーですよね。grobの盤にちょくちょく顔を出しています。 あとUli Jenessenはよく知りませんがドラマーです。全曲最低7分の尺がありますが、細部にわたる緊張感が瓦解しそうなレベルぎりぎりで全体性を確保していますから、きわめて濃厚な聴体験ができますよ。バンジョーがかなりいい味出しているといえる。ブロークンなギタープレイはあまりフリーに耽溺していない浅薄な僕にはどうしてもDerek Baileyを想起してしまいますね。差異を見分ける味覚がないとでも言いますか。さすがgrob、はずさない面白盤であるとともに、聴かせてくれますね。