Eardrum : Last Light
ARTIST / Eardrum
TITLE / Last Light
LABEL / leaf
DATE / 1999
TITLE / Last Light
LABEL / leaf
DATE / 1999
以前にも1枚紹介したLeafの質を高めに設定することを可能にするEardrum、実はメンバのLou CiccotelliはLaikaのメンバであったという事がわかりややLaikaのイメージが塗り変わる、Laikaといえば中古屋でやたら投売りされている盤の代表という印象があるが、実はこのような成果へと昇華されているのである、この盤をリミックスした12'にはMonolake、Freeformといった有名どころやSofa Surfers(参考:1)が参加するなど、そのフロアでの使い勝手のよさも好評だと考えることができるでしょう、今回もダブダブしたズボンが素敵におしゃれ履きされているわけですけれども、前回紹介した盤より2年前の作品でおそらく1stであると考えると、まだ少し、革新性という意味では乏しいのかもしれない、何度もいうように2000年というのは音楽市場の環境においても人々の意識においても月と地球のような隔たりが形成されるということに注意を向ける必要がある、あくまでも感覚的にだが、この盤のほうがまだエフェクトの強さに音素材が隠れている印象を受けるが、"Side Effects"のほうがいっそう洗練された形で素材とオブラート装飾とのあいだに穏やかな調和が見られる、ちなみにCharles Haywardを中心とするThe Camberwell Nowの盤にも仕事を施したDave Bernezがマスタリングを担当しているという、なんともイギリスの地下脈を感じさせます