Daunik Lazro / Carlos "Zingaro" : Hauts Plateaux
ARTIST / Daunik Lazro / Carlos "Zingaro"
TITLE / Hauts Plateaux
LABEL / potlatch
DATE / 1995
TITLE / Hauts Plateaux
LABEL / potlatch
DATE / 1995
Derek Baileyなどの盤をリリースするフランスのフリー・ジャズ中心のレーベルpotlatchより、サックスプレイヤーのDaunik Lazroとバイオリンとエレクトロニクスを担当するポルトガル人のCarlos "Zingaro"によるコラボです、 実際にZingaroさんはDrek Baileyとコラボしたりもしており、70年代からコンスタントに盤をリリースしている、この盤などitunes出いれると盤名も作家名もカタカナ出てて来るので、どうも日本での人気を強く感じる、バイオリンというのが味噌であることはいうまでもないが、M1から簡素であるが鮮烈な演奏を聴く事ができる、奏法上の聴覚体験により、どうしても伸びやかなストリングスの音からは西洋古典音楽を聞き取ってしまう、一応ジャズということなのだが、やはりそのジャンルにおいてはベースとドラムが構成要件として個人的に想定されてしまう、ジャズのノリというものの要求である、とはいえ別にジャンルに押し込める必要性は皆無であり、インプロビゼーションの自由さは既存のイディオムからの飛翔でもある、もちろん条件による縛りを前提とするほうがその自由も際立つのであるが、全4曲で一貫した二人の絡みによって部屋の音場はラグジュアリを獲得する、管楽器と弦楽器は低音を鳴らすと兄弟のような震える響きを演出します、豊潤ですね