The Rentals : Seven More Minutes
ARTIST / The Rentals
TITLE / Seven More Minutes
LABEL / maverick
DATE / 1999
TITLE / Seven More Minutes
LABEL / maverick
DATE / 1999
そんなこんなでRentalsです、結構新鮮です、といっても通っていないわけでもないですけど、ご存知WeezerのベーシストMatt Sharpが結成したバンドですね、'Pinkerton'までは参加したみたいですけれどもそれ以降は彼はまったく関与していないみたいですね、ドラマーのPatrick WilsonもRentalsに参加していましたが現在はちゃんとWeezerで活動している、他のメンバはBeckやCibo MattoのHonda Yukaの盤に参加したりしてるPetra Hadenや鬼バンドThe For Carnationの盤にJohn McEntireとともにエンジニアとして参加してるRod CerveraやTom Grimleyがいます、非常に印象的なジャケットはある程度洋楽に造形のある人なら一度は見た事あるに違いありません、僕の記憶ではオルタナ名盤と銘打って97年作のRadioheadの傑作'OK Computer'と共に並べて売られていたはず、今でも現役で子どもたちを興奮させるWeezerとは違いRentalsはこの2nd以後まったく音沙汰なしです、Matt Sharpがスペインかどっかの国に女性を迎えにいったとかなんとかでもうバンドは辞めちゃったんですかね、正直、音はギターを主体にしたパワーポップですが幾ばくかの憂いが漂っている、そして実際「名曲」ぞろいです、現在の見地から積極的にこの手の音楽を求めていないとはいえ、恐らく発売当時に聴いていたら全てが珠玉の楽曲として現在の僕の郷愁をドライブしていたに違いない、M7とかいいよ、個人的な感想としてはテンポアップすると単なるWeezerになってしまうが、ミディアムでギターのフィードバックやらPetraさんのコーラスなどを混ぜていくとなかなか味覚を刺激してくれる、この混迷の21世紀に、この混迷した嗜好性に、このまっすぐな作品がひらめきのように手元に届き、それをメタな聴覚で伺っている僕がいるが、今でもこの盤が有効性をもっているとすれば、それはそれで悪くないとも言える、そしてこれは所詮同時代性への郷愁なんだろう