The Jesus Lizard : Shot

ARTIST / The Jesus Lizard
TITLE / Shot
LABEL / capitol records
DATE / 1996

公式フルアルバムとして７枚目だと考えられる、そしてメジャ移籍後1作目だろうか、'Show'というライブ盤をwarner傘下のgiant recordsから出しているが、つくればつくるほど評判の悪くなるThe Jesus Lizardですが確かにこの手のバンドにしては非常に多作でしてその点も影響しているのかもしれません、Rage Against The Machineなども手がけるGggarthを共同プロデューサーに迎えて製作されました、持ち味のうねる低音を聞かせつつメジャを意識してかややストイックさが影を潜め、「パフォーマティブ」になっています、生死をかける叫びから装いへ、その点で少し男気が失われているのでしょうか、'Goat'のほうが多少なりともぎらぎらしていた印象があります、音がクリアになりこれがメジャの滑らかさと言わんばかりに丸くなっていますのでやはりもといたファンというのは少し閉口してしまうのかもしれません、96年というとイギリス勢が再びアメリカに殴りこみをかけている時期ですから、このころのアメリカというのはなかなか苦渋の時代だった気がします、