God Is My Co-Pilot : Sex Is For Making Babies

ARTIST / God Is My Co-Pilot
TITLE / Sex Is For Making Babies
LABEL / les disques du soleil et de l'acier
DATE / 1994

Swansにも参加していたJenny Wadeがベースでいます、14人くらいのニューヨーク地下系の人たちで構成されていますが、どこまでが固定メンバかは不明、着実な演奏は歓迎されないという非常にルーズな演奏の様子がまさしくニューヨークの傾向を感じさせてくれる、なんとも余剰に溢れた一枚となっている、タイトルからしてなかなかペシミスティックな考え方ですけれども、全24曲という曲数であるが、それは1つ1つに強烈なカロリーを包み込み、抑えきれない怒りやらがあふれ出しているところはThe Pop Groupなどに似ている、しかしM5では5分を超える曲があり、これがファンにとっては考えられない長さであるという、最近のno waveの再評価というのはこういうバンドにももう少し光を当てていくことなのでしょう、完全に適当に弾いているようと感じられるかもしれませんが妙な菌性が与えられており、そこにこのバンド一流のひけらかさない決定的な美学が存在するように思う