Yes : Fragile

ARTIST / Yes
TITLE / Fragile
LABEL / atlantic
DATE / 1971

このブログでもYesこれまで2作品あげました(参考１２)、そしてようやくこの盤にいたるわけですね、もはや説明するとか恥ずかしい盤ですからあまり弁も進みません、この3rdが世に出された20余年ですけども名盤とはいつ聴いても名盤なのであって、彼等のテクニックとアイディアがまったく枯れいというのは驚愕です、ロックという方法論は大衆に根ざしているだけあって回転も速いのですが、古典としての価値を獲得した場合はそれが当たらないのですね、もはやこのロックに内在する矛盾は今後の大衆音楽としてのロックの大きな可能性もはらんでいる、あらゆる文化は古典を獲得することで安定した基盤を得るのであって、それが多ければ多いほどよい、この盤における音楽性に豊穣さはダイナミズムによってすばやく動くヘドロのような展開をする、本当に物足りないマス・ロックなんかよりもメロディを獲得したYesというバンドははるかに評価に値する、ラストを飾る'Heart Of The Sunrise'で鶴瓶が登場し世界は支配者と破壊者を得て終焉を迎えるわけだが、これ以外にも全てが名曲という奇跡の盤を聴かないとか多分考えられないのでしょうね、大傑作