V.A : Aurora
ARTIST / V.A
TITLE / Aurora
LABEL / merck
DATE / 2000
TITLE / Aurora
LABEL / merck
DATE / 2000
2000年に設立された正統派IDMの中心的存在であったマイアミのレーベルmerckのコンピ、まもなく通算100枚目の盤をリリースしてその活動に幕を閉じるmerckですがその理由は定かではありません、ストックを全て吐き出して終わるわけなのでまもなく手に入らなくなるmerckの盤を積極的に集めていこうということです、このコンピは初期のものであり1000枚限定のもの、ハイクオリティな作家たちを集めてその後のレーベルの展開を暗示しています、アンビエント傾向を持った作品が多くて高潔な雰囲気です、M1はu-coverで2枚の作品を残したSenseさん(参考1)、M3はneo ouijaで10インチをリリースしているPhonex、この方のノンビートアンビエントはEnoに勝るとも劣らないできです、M4はu-coverから昨年'Slice'をリリースしたLackluster、n5MDともつながるProem、M11にはMerckの看板Machine Drumの別名義Syndrone、M12ではKiyo名義でschematicからリリースがあるKiyoshi Onoさん、このかたは国籍は日本だろうか、関連レーベルを見ればわかるがu-coverもneo ouijaも活動停止を発表しています、u-coverはu-cover transparenteとして新たに出発しましたがなぜこんなにもどう傾向のレーベルがその短い生涯を閉じていくのかは不思議です、マーケットの飽和でしょうか、それにしてもAaron MunsonさんとKrystian LubiszewskiさんによるIlkaeというユニットによるM8はこのコンピで最高の名曲でして2分30秒足らずながら想像を絶する桃源郷を約束してくれます、この曲の傑作ぶりは高水準のこのコンピでもなかなか群を抜いている、Metamaticsのリミックス盤に参加しているのもうなずける